令和7年度 真下建設株式会社 安全衛生への所信
7月1日よりスタートする「令和7年度全国安全週間」は、今年で98回目を迎えました。昭和3年に初めて実施されて以来一度も中断することなく「人命尊重」という基本理念の下、続けられています。今年度のスローガンは「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」です。
昨年、令和6年の全国における建設業の労働災害は、死亡者数232人で、前年の223人から増加に転じました。全産業に占める割合も31.2%と依然と高い状況を示しています。また休業4日以上の死傷者は13,849人で、前年に比べ565人の減少となりましたが、全産業では347人増と近年の増加傾向が止まらない状況にあります。
埼玉県の建設業における労働災害については、死亡災害が前年より9人増の11人と大きく増加しました。休業4日以上の死傷者数は655人と前年比6人増となっています。そして、今年に入り5月末現在で建設業ではすでに2名の死亡事故が発生してしまいました。改めて強い注意喚起で断ち切らないといけません。また、屋根、はり、足場、はしご等からの「墜落・転落」。地山、岩石、仮設構築物等の「崩壊・倒壊」。動力機械による「はさまれ、巻き込まれ」災害等の死亡災害に占める割合は依然として高く、これから猛暑の時期に向かっては、特に熱中症対策への取り組みや台風などの自然災害に対応する中での労働災害防止対策も求められています。
その為、当社といたしましては、令和7年度真下建設安全衛生計画書を作成し、建災防埼玉県支部が展開する「一人KY推進運動 埼玉」を積極的に推進するため、現場で働くひとり一人が危険予知活動の取り組みを実践し、労働災害防止に努めて頂きますようお願い申し上げます。「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」のスローガンのもと「墜落・転落災害の防止」「建設機械・クレーン等災害の防止」「倒壊・崩落災害の防止」の三大災害の絶滅を始め、全ての労働災害を防止するという意気込みでまいります。皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。
また、交通安全につきましても、当社では、毎年事故0を目指しておりますが、昨年度は追突被害事故が1件発生(前年対比1件減)。交通違反は前年対比3件減の14件発生しました。指定場所一時不停止等が2件。踏切不停止等が2件。速度超過が6件(前年対比1件増)。携帯電話保持1件等でありました。加害事故件数は0件になりましたが、速度超過違反が増加しています。これでは、またいつ事故が起きてもおかしくありません。改めて安全運転の励行をお願いします。
最後に、本日受賞された皆様、おめでとうございます。これも偏に日頃からの協力会社の皆様と現場職員の建設的なコミュニケーションの賜物であります。引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。最後になりましたが、事業所各位の益々のご発展、皆様のご健勝をご祈念申し上げ、令和7年度安全衛生所信といたします。
令和7年7月2日
真下建設株式会社
代表取締役社長 真下 敏明
安全衛生方針
真下建設株式会社は、人命尊重の経営理念に基づき、職場内の安全と健康の確保を最優先し、安全で働きやすい職場環境を確立して、社会に信頼される企業を目指す。
そのため、建設業労働安全マネジメントシステムを構築し、システムの維持と継続的な改善につとめ、安全衛生水準を向上させる。
1.労働安全衛生関係法及び社内規程を遵守し、定められた安全の手順を実行し、労働災害を防止する。
2.心身の健康及び快適な職場環境づくりを実施し、従業員及び協力業者との協議を尊重し安全衛生活動
を推進する。
3.従業員一丸となって、当社が定めるシステムを適切に実施・運用する。
真下建設株式会社は、安全衛生方針を十分に理解し、労働災害の防止に邁進することを表明する。
令和2年2月10日
真下建設株式会社
代表取締役 真 下 敏 明